『魔法少女まどかマギカ 新編』
面白かったけど途中から置いてけぼりくらった。本編忘れかけてたのもあるかもしれないけど、覚えててもキツかっただろうな。
今あれを作る意図は分かるけど(ホントはちょっと時代遅れだけど)、もう少し普遍的な概念で説明してほしかったのが正直なところ(「愛」による動機の説明は分かるが、「干渉遮断装置」等による世界観の説明は、好きじゃないと理解してやろうという気が起きない)。
でも前半部分は表現の手法に重きが置かれていて単純に楽しめて良かった。分かっててふざけてる感。
やっぱりウテナと地続きなのは間違いない。それはテーマ自体もそうかもしれないけど、それよりも表現の射程とその具体化ということの方が興味ある。
とはいえ、コラージュ以後の新しい表現も見てみたいものです。
まどマギは面白いけど、それはこれまでに出てきた問題意識や技法の編集の巧みさから来るもので、来るべくして来た作品だから驚きはないよねえ。それを具現化した力量は凄いけど。
あと、世界の理を作品ごとの独自言語で説明するのはもういいよね。概念でなく、出来事で説明しきった(と思わせた)デビルマンの凄みを感じる日々です。
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